こんにちは、きっちゃんの終活ノート運営者のきっちゃんです。
「終活カウンセラーとは、どのような資格なのだろう」
「2級と1級では何が違い、仕事や収入につながるのだろう」
と迷っていませんか。
資格名から、取得すればすぐ相談業を始められるように感じるかもしれません。
ところが、終活カウンセラーは弁護士や税理士のような国家資格ではなく、相談者の話を聴き、困りごとに合う専門家や窓口へつなぐ力を学ぶ民間資格です。
私はNPO法人ら・し・さ 終活アドバイザー協会認定の終活アドバイザーです。
別の終活資格を学んだ経験から言うと、資格選びでは講座名の印象よりも、学べる範囲、取得後にできること、継続費用を確かめるほうが大切だと感じています。
この記事では、2026年8月27日時点の終活カウンセラー協会の公式案内をもとに、級、費用、試験、求人、年収の考え方までお伝えします。
制度や金額は変わる可能性があるため、申し込む直前にも公式サイトをご確認ください。
- 終活カウンセラーの役割と民間資格の位置づけ
- 2級・1級・認定終活講師の違いと費用
- 試験の難易度と資格を仕事へ活かす方法
- 求人・年収の実情と申込前の確認点
終活カウンセラーとは
終活カウンセラーとは、終活に取り組む人の不安や希望を聴き、次に何をすればよいかを一緒に考える案内役です。
資格の位置づけを誤解しないよう、最初に役割と限界を見ていきましょう。
相談者と専門家をつなぐ役割
終活では、介護、年金、保険、相続、遺言、葬儀、お墓など、いくつもの話題が重なります。
相談者自身も「何に困っているのか分からない」という状態になりがちです。
そこで終活カウンセラーは、まず相手の話を急がせずに聴きます。
そのうえで、介護なら地域包括支援センター、相続の争いなら弁護士、税金なら税理士、相続登記なら司法書士というように、内容に合う相談先を案内するのが基本です。
終活カウンセラー協会の会員規約でも、悩みを傾聴して終活の水先案内人になることが目的として示されています。
何でも自分で解決する人ではなく、相談者が適切な一歩を踏み出せるよう支える人と捉えると分かりやすいでしょう。
終活カウンセラーの中心は「聴く・気づく・つなぐ」です。
相談者の代わりに結論を決めるのではなく、本人の希望を尊重しながら次の窓口へ橋を架けます。
国家資格ではなく民間資格
終活カウンセラーは、一般社団法人終活カウンセラー協会が認定する民間資格です。
「終活カウンセラー」という名称は同協会の登録商標ですが、国が能力を認定する国家資格ではありません。
そのため、資格を持っていなければ終活の話を聴けないわけではなく、取得しただけで法律相談、税務相談、登記代理などの業務が認められるわけでもありません。
資格は学習内容と一定の知識を示す材料にはなりますが、独占業務を得る免許ではないのです。
| できること | 資格だけではできないこと |
|---|---|
| 終活の一般的な情報を伝える | 個別の争いに対する法律判断や代理 |
| 相談者の話を聴いて課題を見つける | 他人の税務申告書作成や個別の税務相談 |
| エンディングノート作成を支える | 他人から依頼を受けて行う登記代理 |
| 内容に合う公的窓口や専門家を案内する | 医師などに代わって医療方針を決める |
たとえば、法律事務には弁護士法上の制限があり、税務代理・税務書類の作成・税務相談は税理士業務に当たります。
不動産登記や相続登記の代理は司法書士の代表的な業務です。
相談内容が個別の判断へ入ったら、弁護士、税理士、司法書士などへつなぎましょう。
資格の級と費用
終活カウンセラーの学びは、2級、1級、協会認定終活講師の順に進みます。
まず2級から始め、他者への支援を深めたい人が1級、教える活動を本格化したい人が認定終活講師を検討する流れです。
| 区分 | 主な目的 | 受講条件 | 公表費用 |
|---|---|---|---|
| 2級 | 自分の終活と終活全般の入口を学ぶ | 初心者から受講可能 | 16,000円(税込) |
| 1級 | 他者への対応と専門家との連携を学ぶ | 2級取得者で現会員 | 55,000円(税込) |
| 認定終活講師 | 終活を教える力を身につける | 1級取得など複数条件 | 300,000円(税別) |
上表は2026年8月27日に公式ページで確認した金額です。
通信環境、会場までの交通費、任意の勉強会、教材の追加購入などは別にかかる場合があります。
終活カウンセラー2級
2級は、自分の終活や自分のエンディングノートを書くための知識を身につける入門資格です。
講座では、終活とは何か、介護保険と介護サービス、保険、年金、相続、お葬式・供養の6分野を学びます。
公式の2級案内によると、受講料16,000円にはテキスト代、講座料、資格認定料、会員証発行費、初年度年会費5,000円が含まれます。
学生と75歳以上のシニアは10,500円ですが、社会人学生は対象外で、生年月日の登録が必要です。
2級で目指すのは、いきなり有料相談を受けることではありません。
自分の終活を考え、家族や友人から基本的なことを尋ねられたときに、慌てず入口を示せる状態です。
終活カウンセラー1級
1級は、2級の知識を土台にして、相談者、終活カウンセラー、専門家という三者の視点を学ぶ上位資格です。
相談者の困りごとを受け止め、専門家が必要とする情報を押さえながら、円滑につなぐ力を高めます。
現在の公式1級案内では、受講料は55,000円(税込)です。
2級を取得し、会員登録が有効であることが受講条件として示されています。
1級を先に受けることはできません。
2級16,000円と1級55,000円を単純に合計すると71,000円です。
ただし、1級の開催までに更新時期を迎える場合や、任意の勉強会へ参加する場合は、その費用も見込んでおきましょう。
協会認定終活講師
協会認定終活講師は、終活の知識に加えて、人に伝える力や講座運営を学ぶ段階です。
公式の検定総合案内では、1級取得、終活カウンセラー勉強会への年間2回以上の参加、指定の講師養成講座受講などが応募条件とされています。
講習は6日間で、1日6〜7時間程度、試験は別日に30分程度。受験料は試験代と資料代を含め300,000円(税別)です。
なお、会員規約には、認定終活講師になっても協会から講師業務を依頼される保証はないと明記されています。
年会費と更新費
資格取得時の金額だけを見ていると、取得後の費用を見落とします。
2級の初年度年会費5,000円は16,000円に含まれますが、合格から1年後以降、資格を維持するには年間5,000円の更新費が必要です。
会員規約では、資格認定証明書の有効期限は認定から1年間とされ、期限後2か月以内に更新手続きが完了しない場合は失効すると定められています。
更新しない選択自体はできますが、有効な資格として継続して名乗りたい人は、毎年の更新費まで含めて判断してください。
2級を3年間維持する単純計算は、初年度16,000円に2回分の更新費10,000円を加えた26,000円です。
金額や更新条件は改定される可能性があるため、最終的には公式規約と更新案内を確認しましょう。
◆きっちゃんのワンポイントアドバイス
私も終活アドバイザー資格を選ぶとき、講座代だけでなく、協会への登録費や年会費を確認しました。資格は取得日がゴールではありません。三年間でいくらかかり、その間に何を学び、どう使うのかまで書き出すと、納得して選べますよ。
古い費用情報に注意
インターネットには、2級15,000円、1級49,500円、別途事前審査費3,300円、1級は2日間といった過去の案内が残っています。
また、「初級」「上級」という旧名称を使った記事も見つかります。
古い記事の金額をそのまま申込判断に使わないでください。
2026年8月27日時点の公式案内では、2級は16,000円、1級は55,000円で、現在告知されている1級はZoomによる1日開催です。
今後も変更される可能性があります。
2級の受講方法と難易度
2級は、好きな時間に学ぶWEB検定と、決められた日時に参加する会場・Zoom検定から選べます。
学ぶ内容と取得できる資格は同じなので、生活時間と学び方の好みで決めて構いません。
WEB検定の流れ
WEB検定は、申し込みと入金後に教材を受け取り、動画5本、合計約2時間を視聴して、自宅で検定を受ける方法です。
公式申込ページでは、入金確認後、最短当日に受講ページの案内が届き、製本テキストは郵送されると説明されています。
視聴期限は入金日の翌月末までで、おおむね1〜2か月です。
短い講座だからと後回しにせず、教材が届いたら動画を見る日と試験日を先に決めておくと進めやすいでしょう。
会場とZoomの流れ
会場・Zoom検定は、約3時間半の講習を受けたあとに筆記試験へ進みます。
講師の説明を決まった日時に聴けるため、その場で疑問を尋ねたい人、予定が決まっているほうが学びやすい人に向いています。
会場開催では交通費と移動時間、Zoomでは安定した通信環境と端末が必要です。
受講料だけでなく、当日の準備まで比べてください。
合格率と試験対策
終活カウンセラー2級の合格率や現在の詳しい採点基準は、公式ページでは公表されていません。
第三者の記事にある合格率を、協会発表の数字だと思い込まないよう注意が必要です。
一方で、2級は知識ゼロから学ぶ人を想定した入門講座で、テキストと練習問題が用意されています。
不合格の場合は、有料ながら何度でも再試験を受けられると公式申込ページに記載されています。
つまり、学び始めやすい設計ではありますが、申し込めば自動的に認定されるわけではありません。
対策では、細かな数字の丸暗記だけに偏らず、6分野ごとに「どのような困りごとか」「最初の相談先はどこか」を結びつけましょう。
協会サイトには過去問題から選んだ8問の練習問題もあります。
テキストを一度読み、動画を見たあとに問題を解き、間違えた分野へ戻る方法が現実的です。
1級の内容と取得条件
1級は、2級より知識の量を増やすだけの試験ではありません。
他者の相談を受ける場面を意識し、専門家との連携や伝え方まで学ぶ段階です。
2級との違い
2級の中心は、自分の終活とエンディングノートを考えられるようになることです。
1級では、相談者が話した内容から何が必要かを見つけ、専門家へ渡すべき情報や、三者の間で行き違いを減らす方法へ踏み込みます。
そのため、家族のために基本を学びたいだけなら、まず2級で十分かもしれません。
介護、葬祭、保険、金融、不動産など、すでに人の相談を受ける仕事をしている人や、将来セミナーを開きたい人は、1級を検討する意味があります。
受講条件と試験
2027年1月開催分の公式案内では、指定日までに2級を受講し、現在も会員登録されていることが条件です。
講座と試験はZoomで1日に行われ、各分野の講師による講義後、WEB上で試験を受ける予定となっています。
1級については、個別得点、採点内容、模範解答、合格率、判定理由を公表しない方針が公式ページに示されています。
「合格率が高そうだから」という予想ではなく、学びたい内容と実際に使う場面があるかで判断してください。
開催日程を必ず確認
2級はWEBで始めやすい一方、1級は募集期間と本試験日が決められています。
受けたい時期にいつでも受けられるとは限りません。
仕事や介護の予定がある人は、申込期限、当日の拘束時間、欠席時の扱い、返金条件まで確認しましょう。
現在の案内には、不合格でも受講料は返金されないと記載されています。
55,000円という金額だけでなく、受講条件を満たしているか、当日に安定した場所から参加できるかを確かめてから申し込むことが大切です。
資格を仕事に活かす方法
終活カウンセラー資格は、単独で新しい職業を保証するものではありません。
今ある経験へ終活の視点を加えると、仕事で使う場面が見えやすくなります。
今の仕事へ知識を加える
資格を活かしやすいのは、介護・医療、葬祭、墓地・仏壇、保険、金融、不動産、片付け、自治体や地域活動など、高齢者や家族の相談に接する仕事です。
たとえば介護職なら、利用者の葬儀契約を代行するのではなく、本人が大切にしている暮らし方を聴き、地域包括支援センターや家族との話し合いにつなげられます。
葬祭業なら、商品説明の前に、家族が何に不安を感じているかを丁寧に聴く姿勢へ活かせるでしょう。
勤務先の就業規則や業務範囲も重要です。資格を取ったからといって、会社の許可なく有料相談や顧客紹介を始めてよいとは限りません。
まず上司へ、学んだ内容を現在の接客や相談対応でどう使いたいか具体的に伝えてください。
求人は関連職種で探す
求人検索では「終活カウンセラー」だけに絞ると、候補が少なくなります。
「終活アドバイザー」「終活相談」「葬祭相談」「霊園案内」「相続サポート事務」「高齢者相談」なども組み合わせて探しましょう。
実際の募集では、終活相談だけを一日中行う仕事より、接客、営業、事務、セミナー運営、顧客への継続連絡を合わせた職務が中心です。
また、求人名に「終活カウンセラー」と書かれていても、この民間資格を必須としているとは限りません。
応募条件と仕事内容を一件ずつ読む必要があります。
履歴書で学びを伝える
履歴書には、取得年月と認定団体を省略せず、「一般社団法人終活カウンセラー協会認定 終活カウンセラー2級」のように記載すると伝わりやすくなります。
国家資格と誤認させる書き方は避けてください。
面接では資格名だけで終わらせず、「介護・年金・相続・葬儀の入口を学んだ」「相手の話を聴き、担当窓口へつなぐ場面で活かしたい」と、応募先の業務に結びつけます。
資格取得後に家族のエンディングノート作成を手伝った、地域の講座へ参加したなど、実際の行動があれば、個人情報に配慮しながら添えるとよいでしょう。
副業や講師活動を始める
副業では、いきなり高額な個別相談を売るより、公民館、地域団体、介護事業所、寺院などで小さな勉強会を開く方法があります。
テーマを「終活全般」に広げすぎず、「エンディングノートの最初の一ページ」「家族と終活を話すきっかけ」など、一つに絞ると参加者へ届きやすくなります。
ただし、会場費、資料代、集客、個人情報の管理、事故時の責任も自分で担います。
勤務先の副業規定を確認し、相談内容が法律、税金、登記、医療へ入ったときに紹介できる専門家との関係も欠かせません。
◆きっちゃんのワンポイントアドバイス
資格を仕事にしたいなら、「資格を取りました」より「誰の、どの困りごとに、どのように役立てるか」を一文にしてください。現在の仕事と組み合わせられる人ほど、学んだことを使う場面を作りやすいと私は考えています。
求人と年収の実情
「資格を取れば年収はいくらになるか」は気になるところですよね。
結論を言うと、終活カウンセラー資格取得者だけを対象にした公的な平均年収データはなく、資格単独の相場は示せません。
専任求人は限られる
終活に関する求人は存在しますが、雇用先は葬儀社、霊園、寺院、介護関連事業者、終活サービス会社などさまざまです。
仕事内容も相談だけではなく、商品やサービスの案内、契約手続き、営業、事務、催事運営を含むことがあります。
したがって、求人件数をそのまま「終活カウンセラー資格者の需要」と読むことはできません。
検索結果には、資格名と似た職種名を含むだけの募集や、資格不問の募集も混ざります。
資格手当の有無、必須条件、固定給と歩合の割合まで確認しましょう。
年収は職種で決まる
会社員の収入は、終活カウンセラーという資格名よりも、勤務先、職種、勤務地、経験、役職、営業実績によって決まります。
インターネットで見かける年収の数字は、葬祭営業や相談員など関連職種の給与を示している場合が多く、資格保有者全体の平均ではありません。
個人で相談や講座を行う場合、得られるのは一定の「年収」ではなく、売上から会場費、広告費、交通費、教材費、保険、税金などを差し引いた所得です。
受講料を払えば同じだけ稼げる、という関係にはなりません。
資格単独で安定収入を得られると過度に期待しないことが大切です。
収入を目的にするなら、求人票の給与条件、資格手当、実務内容を確認し、副業なら必要経費と集客方法まで計算してください。
収入につなぐ三つの段階
最初は、現在の職場や地域活動で、学んだ内容を使う経験を積みます。
次に、参加者の感想や相談後の課題を振り返り、自分が対応する範囲と専門家へ渡す範囲を明確にしましょう。
その後、勤務先で担当業務を広げる、終活関連職へ応募する、少人数の講座を有料化するなど、自分に合う方法を選びます。
資格、既存の職歴、実例、紹介先との関係がそろって初めて、収入へ結びつく土台ができます。
他の終活資格との違い
終活カウンセラーのほかにも、終活アドバイザーや終活ガイドなど、似た名称の民間資格があります。
優劣で決めるのではなく、学習時間、学び方、費用、取得後の目的を比べましょう。
終活アドバイザーとの違い
終活カウンセラー2級は、短時間の講座で終活6分野の入口に触れ、上位の1級で相談者と専門家をつなぐ実践へ進む設計です。
一方、私が取得した終活アドバイザーは、通信講座で数か月かけ、公的制度やエンディングノートを幅広く学ぶ形でした。

自分や家族のために短時間で入口を学びたいなら終活カウンセラー2級、時間をかけて自宅学習したいなら終活アドバイザー、他者への相談対応を深めたいなら終活カウンセラー1級という見方ができます。
もちろん、講座内容との相性には個人差があります。
終活ガイドとの違い
終活ガイドは、無料で受けられる入門段階から上位級まで用意されている別団体の民間資格です。
費用を抑えて終活の学びを試したい人には候補になります。
ただし、安さだけで決めるのは早計です。
動画の長さ、試験方法、更新費、教材、会員向け学習、講師活動への道筋が資格ごとに異なります。
名称が似ていても、認定団体と学ぶ目的は同じではありません。
自分に合う資格の選び方
まず、「家族のため」「現在の仕事のため」「転職のため」「講師活動のため」のうち、最優先の目的を一つ決めます。
次に、取得までの総額、必要時間、更新費、取得後の会員支援を同じ表に書いて比べてください。
代表的な資格を横並びで確認したい方は、終活資格の種類・費用・活かし方の比較も参考にしてください。
エンディングノートを実際に書くことが目的なら、資格取得前に初心者向けエンディングノートの書き方を試す方法もあります。
最初の候補は目的で変わります。
自分の終活なら2級、他者支援なら1級、講師を本業に近づけたいなら認定終活講師までの費用と条件を確認しましょう。
向いている人と注意点
終活カウンセラーは、終活を短時間で学び始めたい人や、人の話を聴く仕事をしている人に合いやすい資格です。
一方、取得目的によっては別の学びを先に選ぶほうがよい場合もあります。
資格が向いている人
自分や親の終活を始めたいものの、介護、相続、葬儀のどこから手をつけるか分からない人には、2級が入口になります。
また、介護職、看護職、葬祭業、保険営業、寺院関係者など、すでに相談者と接する人は、聴き方と紹介先の考え方を現在の仕事へ加えやすいでしょう。
人の話を最後まで聴けること、分からないことを分からないと言えること、制度の変化を学び続けられることも大切です。
終活の相談は、財産や家族関係といった個人情報を含みます。守秘と中立を大切にできる人に向いています。
別の方法も考えたい人
資格を取ればすぐ高収入の専任求人が見つかると考えている人は、申し込みを急がないほうがよいでしょう。
まず希望地域の求人を確認し、資格が必須か、給与に反映されるかを調べるほうが先です。
また、相続税申告、遺言をめぐる争い、登記など、専門業務そのものを職業にしたいなら、それぞれの国家資格や実務教育を検討する必要があります。
心理療法を行いたい人にとっても、終活カウンセラーは医療・心理職の資格の代わりにはなりません。
申込前の確認項目
申し込む前に、次の内容を公式ページと規約で確かめてください。
- 取得目的と希望する級が合っているか
- 受講料に教材費や初年度年会費が含まれるか
- 受講期限、試験方法、再試験費用はいくらか
- 資格維持に必要な年会費と更新期限は何か
- 1級の受講条件と次回開催日はいつか
- 勤務先の副業規定や資格手当はどうなっているか
費用や規約は変更されます。この記事の数字だけで契約せず、正確な情報は終活カウンセラー協会の公式サイトをご確認ください。
法律、税金、登記、医療などの個別判断は、内容に合う専門家へご相談ください。
終活カウンセラーの疑問
最後に、資格を検討している方から出やすい疑問へ簡潔に答えます。
終活カウンセラーのFAQ
- 終活カウンセラーは国家資格ですか?
-
いいえ。一般社団法人終活カウンセラー協会が認定する民間資格です。資格取得だけで、法律相談、税務相談、登記代理などの専門業務ができるようになるわけではありません。
- 2級だけで仕事に活かせますか?
-
2級で学んだ基礎を、介護、葬祭、保険など現在の仕事や家族との対話へ活かすことは可能です。ただし、2級だけで専任求人や収入が保証されるわけではなく、他者への対応を深めたい場合は1級も検討します。
- 終活カウンセラー2級は難しいですか?
-
初心者向けの講座付き検定で、テキストと練習問題も用意されています。ただし、現在の合格率や詳しい採点基準は公式に公表されていません。不合格時は有料で再試験を受けられます。
- 資格の更新や年会費は必要ですか?
-
初年度年会費5,000円は2級受講料に含まれます。認定から1年後以降も有効な資格として維持する場合は、原則として年間5,000円の更新費が必要です。最新条件は公式規約をご確認ください。
- 1級を取れば求人や年収が増えますか?
-
1級は他者への対応や専門家との連携を学ぶ上位資格ですが、就職、資格手当、収入を保証する制度ではありません。応募先の仕事内容と評価制度を確認し、現在の職歴や実務経験と組み合わせて活かしましょう。
終活カウンセラー資格まとめ
終活カウンセラーは、相談者の話を聴き、終活の困りごとに合う専門家や公的窓口へつなぐ力を学ぶ民間資格です。
2級は自分の終活を始める入口、1級は他者への対応を深める段階、認定終活講師は教える活動を目指す段階と考えましょう。
- 2級は16,000円で初年度年会費を含む
- 1級は2級取得者かつ現会員向けで55,000円
- 資格維持には原則として年5,000円かかる
- 求人と年収は資格名より職種や経験で決まる
- 法律・税務・登記などは専門家へつなぐ
まず自分や家族のために終活全般の入口を学びたいなら、2級は取り組みやすい選択肢です。
一方、仕事や副業が目的なら、資格を申し込む前に希望地域の求人、勤務先の評価、資格取得後に行う活動を確かめてください。
資格は肩書きを増やすためだけのものではありません。
相手の話を聴き、自分では扱えない内容を専門家へ渡せるようになることが、終活カウンセラーの大切な価値です。
あなたが学んだ知識を誰のために使いたいのか、そこから考えてみましょう。
