こんにちは。きっちゃんの終活ノート、運営者の「きっちゃん」です。
エンディングノートを書いてみたいけれど、何から始めればいいか分からないと悩んでいませんか。
市販のノートは分厚くて難しそうだし、途中で挫折してしまうかもしれないと不安に思うお気持ち、とてもよく分かります。具体的に何から手をつければいいか迷っている方は、まず50代からの終活で始めるべきことを整理してみるのもおすすめですよ。
実は、100円ショップのセリアで買えるエンディングノートが、初心者の第一歩として非常に優秀だと話題になっているのをご存知でしょうか。
でも、いざ店舗に行ってみてもセリアの売り場のどこに置いてあるのか分からなかったり、ダイソーのエンディングノートと比較してどちらが良いのか迷ってしまったりする方も多いようです。
さらに、ノートの種類や具体的なページ数などの仕様、確実に見つけるためのJANコードなど、書き始める前に知っておきたい情報はたくさんありますよね。
現在50代で定年を目前に控え、80代の両親と一緒に終活に取り組んでいる私が、あなたと同じ目線で分かりやすく解説していきます。
この記事を最後まで読んでいただければ、肩の力を抜いて、今日から安心して終活の第一歩を踏み出せるはずです。
- セリアのエンディングノートの売り場やページ数などの基本仕様
- ダイソーの関連製品との違いやそれぞれのノートに向いている人の特徴
- デジタル遺産を1冊で安全に管理・更新する具体的な書き方のコツ
- 完成したノートの適切な保管場所と遺言書との法的な効力の違い
セリアのエンディングノートの基礎知識
まずは、セリアで手に入るエンディングノートの基本的な情報について一緒に見ていきましょう。
どんな商品なのか、お店のどこに行けば買えるのかを知ることで、購入時の不安をなくし、スムーズに終活のスタートラインに立つことができます。
売り場はどこ?文具コーナーでの探し方
セリアの店舗に足を運んだものの、「エンディングノートが見当たらない」「終活専用のコーナーがない」と戸惑ってしまう方は非常に多いです。
実は、セリアでは「終活コーナー」という独立した売り場が設けられていることは少なく、基本的には文具(ノート・手帳)コーナーに陳列されています。

具体的には、システム手帳や日記帳、家計簿などが並んでいる棚の周辺を探してみてください。
お薬手帳や健康管理ノート、パスワード管理ノートといった、日々の記録を残すための実用的なノートと一緒に並べられていることがほとんどです。
店員さんに確認する際のポイント
もし文具コーナーを隅から隅まで探しても見つからない場合は、売り切れ(欠品)になっている可能性があります。
近年、テレビや雑誌で「100均の終活グッズが優秀だ」と取り上げられる機会が増え、品薄になりやすい商品でもあるからです。
店員さんに在庫を確認する際は、単に「エンディングノートはありますか?」と聞くよりも、商品の正式名称である「もしもに備える情報ノート」という名前を伝えると、よりスムーズに対応してもらえます。
【きっちゃんのワンポイントアドバイス】
大型店舗の方が品揃えが豊富で手に入りやすい傾向があります。どうしても見つからない場合は、後述する「JANコード(バーコード下の数字)」を店員さんに伝えて、お取り寄せが可能かどうか相談してみるのも一つの確実な方法ですよ。
実際の目次と使い方から分かる記入内容
セリアの「もしもに備える情報ノート」を開いてみると、専門用語が少なく、直感的に書き進められるような親切な目次構成になっています。
「何を書けばいいのか分からない」という初心者の方でも、目次に沿ってページをめくるだけで、自然と必要な情報が整理されていく仕組みです。
主な記入項目(目次より)
実際のノートには、大きく分けて以下のような生活に直結する項目が用意されています。

- 基本情報と連絡先:ご自身のプロフィール、家系図、家族・親族・友人・知人などの連絡先一覧
- 健康と医療:かかりつけ医、アレルギー、既往歴、服薬情報
- 資産と財産:預貯金、不動産、口座自動引き落とし、クレジットカード、保険、年金
- デジタル情報:携帯電話やパソコンの契約情報、IDとパスワードの控え
- 医療・介護・葬儀の希望:告知や延命措置についての意思、介護の希望、葬儀やお墓に関する希望
- その他の大切なこと:ペットの引き取り先、大事な物の保管場所、思い出の振り返り、大切な人へのメッセージ
負担を減らす「使い方」のガイド
このノートの冒頭には、とても温かい言葉で「記入方法や順番に決まりはありません。あなたが必要だと感じた場所から書き始めてみませんか?」と記されています。
これこそが、このノートの最大の魅力です。
1ページ目から完璧に埋めようとせず、まずは書きやすい自分のプロフィールや、かかりつけの病院名などから埋めていく。
そして、1年をめどに見直したり、巻末のメモページを活用したりしながら、ご自身のペースでゆっくりと育てていく使い方が推奨されています。
ページ数や仕様およびJANコード情報
エンディングノートを最後まで書ききれるかどうかは、実はノートの「物理的な仕様」に大きく左右されます。
セリアのノートが支持される理由は、その絶妙なボリューム感にあります。
圧倒的に書ききりやすい「全40ページ」
セリアの「もしもに備える情報ノート」の最大の特徴は、全40ページという、非常にコンパクトな構成です。
内訳としては、項目に沿って書き込むページが31ページまであり、その後ろに罫線の入った自由記述のメモページが8ページ続きます。
そして、最終ページ(40ページ目)には「もしもの時にこのノートを見てほしい人」を記入する特大の枠が用意されています。
市販の分厚いエンディングノートを前にすると「こんなにたくさん書けない…」とため息をついてしまう方でも、この薄さなら「週末の少しの時間で書けそう」と思えるはずです。
商品の詳細スペック
| 項目 | 詳細情報 |
|---|---|
| 商品名 | もしもに備える情報ノート 40P |
| 販売価格 | 110円(税込) |
| メーカー | ㈱シナップス・ジャパン |
| サイズ | A5判(214mm × 150mm) |
| 材質 | 本体:パルプ / カバー:塩化ビニル樹脂 |
| JANコード | 4510085331389 |
汚れを防ぐ塩化ビニル樹脂のカバー付き
110円という安価でありながら、透明な塩化ビニル樹脂のカバーが最初から付いているのは見逃せないポイントです。
エンディングノートは長期間保管する性質のものなので、水濡れや汚れから守ってくれるカバーの存在は、実用性を大きく高めてくれています。
ダイソーの関連製品との違いを徹底比較

100円ショップでエンディングノートを探す際、必ずと言っていいほど比較対象に上がるのが、業界最大手のダイソー(DAISO)が販売している「もしもに備えるエンディングノート」です。
価格はどちらも110円(税込)ですが、中身の思想や構成は全くの別物と言ってよいほど異なります。
セリアとダイソーの比較一覧
それぞれの違いを一目で把握できるよう、比較表を作成しました。
| 比較項目 | セリア「もしもに備える情報ノート」 | ダイソー「もしもに備えるエンディングノート」 |
|---|---|---|
| 全体ページ数 | 40ページ(薄くてシンプル) | 約96ページ(分厚くて詳細) |
| サイズ | A5判(持ち運びしやすい) | A5判より大きめのB5等(広々と書ける) |
| 構成の特徴 | 1冊に要点だけが簡潔にまとまっている | 7つのPartに分かれた本格的な詳細構成 |
| 記入欄の広さ | 狭め。長文を書かず要点のみを記す設計 | 広い。資産の内訳や思いを詳細に記述可能 |
| 解説コラム | ほぼなし | 充実。書きながら終活の専門知識を学べる |
| デジタル遺産 | 簡易的なIDとメールアドレス欄のみ | SNSアカウントの閉鎖や死後処理の選択肢など手厚い |
ダイソーのノートは、96ページという市販の1,000円前後のノートにも引けを取らない圧倒的な情報量を誇ります。
「お金について」「大切な人へのメッセージ」など論理的に章立てされており、用語解説のコラムまでついているため、これ一冊でかなり本格的な終活が可能です。
さらにダイソーには、この総合版とは別に「おかねノート」「けんこうノート」「うちの子ノート(ペット専用)」といった、目的別に特化した派生シリーズも展開されています。
向いている人と向いていない人の特徴
セリアとダイソー、どちらのノートが優れているというわけではありません。
ご自身の性格や、現在置かれている状況によって「最適なノート」は変わってきます。
セリアのノートが向いている人
- 文章を書くのが苦手な人:
余白が多く、要点だけを短く書けば済むため、プレッシャーを感じません。 - 完璧主義で挫折しやすい人:
ページ数が少ないため「最後まで書ききれた」という達成感を得やすいです。 - とりあえず緊急時の情報だけまとめたい人:
万が一の入院や事故に備え、連絡先や口座の場所だけを急いでリストアップしたい方に最適です。
セリアのノートが向いていない人(ダイソーや市販品がおすすめの人)
- 財産や不動産の種類がたくさんある人:
記入欄が小さいため、複数の口座や複数の不動産情報を書ききるスペースが足りなくなります。 - 家族への思いを長文でたっぷり残したい人:
メッセージ欄はありますが、自叙伝のように人生を深く振り返るには物足りないかもしれません。 - デジタル遺産の処理方法まで細かく指定したい人:
SNSの死後削除などの細かい指示を書く欄は不足しています。
【きっちゃんの提案:段階的アプローチ】
私からのご提案は、「二者択一」で悩むのではなく、まずは心理的ハードルの低いセリアのノートで骨組み(緊急連絡先や医療情報)だけを完成させるという方法です。
それに慣れて、さらに詳しい資産分与やメッセージを残したくなったら、ダイソーのノートや書店で売られている高価なノートにステップアップすれば良いのです。
110円だからこそできる、失敗を恐れない進め方ですね。

法的効力を持つ遺言書との決定的な違い
エンディングノートを書き始める前に、絶対に理解しておかなければならない重要な注意事項があります。
それは、「エンディングノートには法的な効力は一切ない」ということです。
財産分与の指定はできない
ノートの中に「長男には実家の土地を、長女には〇〇銀行の預金を譲る」と明確に書き残したとしても、それはあくまで「あなたの希望(お願い)」をご家族に伝えたに過ぎません。
法的にその通りに遺産を分割する強制力は持たないのです。
もし、財産の分け方を巡ってご家族間でトラブルになるのを防ぎたい場合や、ご自身の意思通りに確実に財産を相続させたい場合は、エンディングノートとは別に、民法で定められた厳格なルールに基づく「自筆証書遺言」や「公正証書遺言」を作成する必要があります(出典:政府広報オンライン「知っておきたい遺言書のこと。無効にならないための書き方」)。
【注意・デメリット】
遺言書には厳密な書式のルールがあり、日付の書き方や押印の有無など、少しでもルールを外れると無効になってしまう恐れがあります。財産の相続に関する法的な手続きについては、最終的な判断をご自身だけで行わず、必ず弁護士や司法書士、行政書士といった専門家にご相談されることを強く推奨します。
エンディングノートは、あくまでご家族に「思い」や「情報」を伝えるためのコミュニケーションツールです。
遺言書が「法的な契約書」だとすれば、エンディングノートは「家族への愛の引き継ぎ書」だと捉えていただくと分かりやすいかと思います。
セリアのエンディングノートの実践活用
基礎知識をしっかりと押さえたところで、ここからは実際にペンを持って書き進めるための実践的な活用方法をお伝えしていきます。
個人情報の塊であるノートを安全に運用する秘訣や、ご家族の負担を最大限に減らすための具体的な書き方をご紹介します。
パスワード管理ノートとの安全な併用術
現代の終活において、ご家族が最も対応に苦慮するのが「デジタル遺産」の整理です。
スマートフォンのロック解除パスワードからネット銀行のログイン情報まで、実体のない情報が私たちの生活の裏側には無数に存在しています。
デジタル遺産に関するトラブルを防ぐためのより詳細な対策については、死後のパスワードとデジタル遺産問題の解説記事もあわせて参考にしてください。
セリアのエンディングノートにもデジタル情報を記入する欄がありますが、セキュリティの観点からパスワードの文字列をそのまま「直書き」するのは危険です。
そこで、同じく100円ショップで販売されている「パスワード管理ノート」を併用して情報を分ける手段があります。
ただし、終活アドバイザーの視点でお伝えすると、ノートを2冊に分ける運用は積極的にはおすすめしていません。
管理が煩雑になり、どちらに何を書いたか分からなくなって更新が滞ってしまうリスクが高いからです。
基本的には「1冊のノートにヒント形式(家族にだけ伝わるパスワードのヒント)でまとめ、情報が変わるたびに都度書き直して最新状態を保つ」というシンプルな運用をメインに据えるのが、最も無理なく安全に続けられるベストな方法です。
どうしてもセキュリティが不安でたまらない場合のみ、併用術を活用するようにしましょう。
預貯金や不動産についての正しい書き方
エンディングノートを書く際、多くの方が預貯金や不動産のページで筆が止まってしまいます。
「通帳の残高を1円単位まで正確に書かなければ」「不動産の地番まで調べないと」と完璧主義になってしまうからです。
しかし、エンディングノートは厳密な財産目録ではありません。
最も重要なのは、「どこに、どんな財産があるのか」という所在の導線をご家族に残すことです。
残高が変動しても全く構いません。
「〇〇銀行に口座がある」「通帳と印鑑は書斎の机の右の引き出しにある」という事実だけを記載すれば十分役割を果たします。
また、不動産についても無理にすべてを調べ上げる必要はありません。
もし詳細が分からない場合は空欄にするか、「田舎に土地があるようだが詳細は不明」とだけ書き留めておきましょう。
詳しい調べ方が分からず手が止まってしまう方は、田舎の土地・山林がわからない時の調べ方や処分方法の記事も参考にしながら、ご自身のペースで進めてみてください。
介護や葬儀についての希望を残すポイント

エンディングノートの中で、ご家族が最も真剣に読み、そして最も深く感謝するのが「介護の希望」や「延命治療の実施可否」「お葬式の規模」に関する項目です。
後悔しないお葬式の準備については、終活での葬儀の準備に関するガイドも確認しておくと安心です。
いざご自身が病床で意思表示できなくなったとき、ご家族は「お父さんは本当はどうして欲しかったのだろう…」と、正解のない重い決断を迫られることになります。
セリアのノートはチェックボックスに印を入れるような簡易的な作りになっていますが、ただチェックを入れるだけでなく、余白にその選択をした「理由」を一文だけ添え書きすることを強く推奨します。
例えば、「自宅での介護ではなく、施設での介護を希望する」にチェックを入れた後、余白に「理由は、あなたたちの仕事や日々の生活リズムを崩してほしくないからです」と書き添えます。
このたった一文があるだけで、将来ご家族があなたを施設に入所させる決断をした際の「家で看取ってあげられなかった」という深い罪悪感を払拭してあげることができます。
理由を書き残すことは、残される家族への最大の思いやりとなるのです。
完成したノートの安全で確実な保管場所

ノートを無事に書き終えた後、多くの方が「どこに保管すればいいのか」というジレンマに陥ります。
銀行口座や個人情報が詳細に記載されているため、リビングの机の上などに放置するのは論外です。
しかし一方で、貸金庫の奥深くや自分しか知らない屋根裏に厳重に隠しすぎてしまうと、万が一の突然の入院や認知症の発症時に、肝心のご家族がノートを発見できず、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。
最適なソリューションは、「ノート自体は寝室の引き出しなどの安全な場所に保管しつつ、家族の中で最も信頼できる一人にだけ、保管場所と存在を伝えておくこと」です。
セリアの「もしもに備える情報ノート」の全40ページの最後のページには、「もしもの時にこのノートを見てほしい人」という、とても大切な記入欄が大きく設けられています。
ここに配偶者やお子さんの名前をしっかりと書き入れ、ご本人が元気なうちに「ここにノートを作ったから、私に何かあったらまずこれを開いてね」と声をかけておくこと。
これこそが、終活における保管の絶対ルールです。
セリアのエンディングノートの総まとめ

老いや死といった避けられない未来に対して、漠然とした不安を抱えるのは当然のことです。
しかし、セリアのノートの手軽さと薄さは、そんな不安に対する心理的なハードルを大きく下げてくれます。
完璧なノートを目指す必要はありません。分からない項目は飛ばし、状況が変われば都度書き直せば良いのです。
まずは110円を握りしめてセリアの文具コーナーへ向かい、ご自身の名前を書き込むところから始めてみてください。
あなたのその小さな一歩が、将来のご家族の心と生活を守る、大きな安心の礎となるはずです。
私も、両親との終活を引き続き頑張ります。一緒に少しずつ進めていきましょうね。
【免責事項・注意事項】
※この記事内で紹介している製品の価格(110円)、ページ数、仕様、JANコード、陳列場所などの情報は、購入時期や店舗によって変動・変更される可能性があります。あくまで執筆時点での一般的な目安として参考にしてください。
※ノートの活用によって生じた個人情報の漏洩やご家族間のトラブル等について、当ブログでは責任を負いかねます。最終的な情報管理は自己責任で行い、法的な効力を求める相続・遺言の手続きについては、必ず専門の弁護士や司法書士等にご相談ください。
