若いうちの終活とは?20代・30代・40代の実践法

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若いうちの終活について20代・30代・40代の実践法を紹介するイメージ

こんにちは、きっちゃんの終活ノート運営者のきっちゃんです。

「終活は高齢になってから考えるものでは?」「20代や30代で始めると縁起が悪い気がする」。

そう感じるのも無理はありません。

終活という言葉には、どうしても人生の最期を決める重たい印象があるからです。

けれども、若い世代の終活は葬儀やお墓を急いで決めることではありません。

契約、デジタル情報、持ち物、緊急時の連絡先、これからの希望を見直して、今の生活を身軽にする行動です。転職、結婚、引っ越しなどの節目に必要な項目だけを確かめれば、将来への備えと日々の暮らしやすさを同時に得られます。

この記事では、50代の終活アドバイザーである私が、20代・30代・40代それぞれの立場で何をすればよいのかを、独身の場合も含めて具体的にお伝えします。

全部を一度に終わらせる必要はありません。

まずは今のあなたに関係するところから始めてみてください。

この記事でわかること
  • 若いうちに終活を始める意味
  • 20代・30代・40代の年代別実践法
  • 独身者が優先したい備え
  • 契約やデジタル情報の見直し方
目次

若いうちの終活とは

若いうちの終活は、死後の段取りを完成させる作業ではなく、自分の情報と希望を把握する生活の点検です。まずは、従来の終活との違いから見ていきましょう。

若者の終活は生活の点検

20代から40代では、進学、就職、転職、結婚、離婚、出産、住宅購入など、暮らしの形が何度も変わります。

そのたびに銀行口座や保険、住所、連絡先、定額制サービスが増え、本人でさえ全体を覚えきれなくなることがあります。

そこで役立つのが若い世代の終活です。

今使っている契約を一覧にする、緊急時に連絡してほしい人を決める、不要な物を手放す。どれも今日の暮らしに直結しており、年齢に関係なく取り組めます。

終活に開始年齢の決まりはありません。

何をする活動なのかを先に知りたい方は、終活の意味と基本的な始め方もあわせて確認してみてください。

若いうちの終活で目指す状態

自分に何かあったとき、信頼できる人が「誰に連絡するか」「どこを確認するか」「本人は何を望んでいたか」の手がかりを見つけられる状態です。人生の最期を細部まで決める必要はありません。

若いうちに始める意味

若いうちに始める一番の意味は、判断力や体力に余裕があるときに、自分の意思で選べることです。

急病や事故は年代を選びませんが、備えを考える時間は健康な今なら十分に取れます。

また、使っていない口座や毎月の定額制サービスを見つければ、無駄な支出を減らせます。

クローゼットや押し入れを見直すと、引っ越しも楽になるでしょう。

つまり、若者の終活には、万が一への備えだけでなく、時間とお金と住まいを見直す効果があります。

さらに、自分が大切にしたいことを言葉にすると、仕事や人間関係の選び方も見えやすくなります。

終活は「終わり」だけを見るものではなく、これからをどう生きるか確かめる機会でもあるのです。

早すぎると感じる理由

若くして終活をすることに抵抗があるのは、「葬儀、お墓、遺言をすべて決める活動」と考えているからかもしれません。

しかし、20代の人と70代の人では、優先する項目が違って当然です。

20代なら緊急連絡先やスマートフォン、30代なら保険や家族情報、40代なら住宅ローンや親の介護も視野に入ります。

今は決められない葬儀や医療の希望を空欄にしても問題ありません。

年代に合わない項目は後回しにしてよいと考えると、気持ちがぐっと楽になります。

◆きっちゃんのワンポイントアドバイス

終活アドバイザーとして私がおすすめするのは、「一生変わらない答えを書こう」としないことです。今の答えを仮置きし、生活が変わったら書き換える。それくらいの気軽さが、若いうちの終活にはちょうどよいですよ。

若い世代が最初にやること

最初から財産や葬儀を細かく考える必要はありません。

緊急連絡先、契約、お金、デジタル情報、持ち物、希望の順で、今の自分に必要な範囲を確かめましょう。

緊急連絡先を決める

最初の一歩は、事故や急病のときに連絡してほしい人を一人か二人決めることです。

家族だけでなく、信頼できる友人やパートナーでも構いません。

氏名、関係、電話番号を紙に書き、財布や自宅の分かりやすい場所に保管します。

スマートフォンには、ロック中でも緊急連絡先や医療情報を表示できる機能があります。

機種や基本ソフトによって設定方法が異なるため、端末の公式案内を確認してください。

持病、アレルギー、服薬がある人は、その情報も一緒に残すと医療現場で役立つ可能性があります。

ただし、健康情報は大切な個人情報です。

誰にでも見える状態にするかどうかは、利便性とプライバシーの両方を考えて決めましょう。

契約とお金を一覧にする

次に、銀行、証券、保険、クレジットカード、奨学金、ローン、家賃、公共料金などを書き出します。

正確な残高や暗証番号まで書く必要はありません。

「どの会社と何を契約しているか」「書類はどこにあるか」が分かれば、十分な手がかりになります。

確認するもの最低限残す内容見直すきっかけ
銀行・証券会社名と支店名転職・引っ越し
保険保険会社と受取人結婚・離婚・出産
借入れ借入先と書類の場所返済・借り換え
クレジットカード発行会社と引落口座カードの追加・解約
定額制サービスサービス名と月額半年ごとの確認

一覧を作ると、使っていない口座や重複したサービスも見つかります。

お金を一か所へ集めること自体が目的ではありません。家計を把握し、必要のない契約だけを減らすことが大切です。

デジタル情報を引き継ぐ

若い世代の終活で優先度が高いのが、スマートフォンやインターネット上の情報です。

ネット銀行、証券、暗号資産、写真、連絡先、SNS、動画配信、通信販売など、端末の中には財産と生活の記録が詰まっています。

国民生活センターは、故人のスマートフォンを開けずネット銀行を確認できない事例や、IDとパスワードが分からず定額制サービスをすぐ解約できない事例を紹介し、デジタル終活の備えを呼びかけています。

まず、利用中のサービス名、登録メールアドレス、有料か無料か、死亡後に残すか削除するかを一覧にしましょう。

画面ロックの解除方法や重要な認証情報は、一覧とは別の安全な場所に保管し、信頼できる一人へ保管場所だけを伝えます。

詳しい注意点は、デジタル遺産とパスワードの備えでも解説しています。

若い世代がデジタル情報と大切な思い出を家族へ引き継ぐ様子
デジタル情報と大切な思い出の引き継ぎを考える

持ち物を少しずつ見直す

片づけは、明らかなごみ、期限切れの物、同じ用途の物、長く使っていない物から始めます。

思い出の品を最初に選ぶと判断に時間がかかるため、日用品から手を付けるのが続けるコツです。

一方で、通帳、保険証券、不動産や賃貸の契約書、年金や税金に関する書類、借入れの書類、印鑑、端末は先に捨てないでください。

必要な書類を分けてから、残りの物を一日一つでも減らしていきます。

物を減らす目的は、何もない部屋にすることではありません。

自分で管理でき、必要な物をすぐ取り出せる状態にすることです。

始める時期や順番に迷う方は、終活の片づけを始める時期と進め方も参考にしてください。

若いうちの終活として自宅の本や持ち物を見直す女性
身近な本や日用品から少しずつ見直す

希望をノートに書く

最後に、連絡してほしい人、ペットの預け先、大切なデータ、医療や介護について今考えていることをノートへ書きます。

市販のエンディングノートでなくても、普通のノートや表計算でも始められます。

大切なのは、完成度より更新日です。最初のページに記入日を書き、半年または一年ごとに読み返しましょう。

迷う項目は「今は決めていない」と書けば、それも立派な意思表示になります。

若い世代がエンディングノートに連絡先や希望を書き込む手元
分かる項目からエンディングノートへ書き込む

20代の終活でやること

20代の終活は、資産承継よりも、急病や事故の際に周囲が困らない備えが中心です。

就職や転居で契約が増える時期だからこそ、生活情報の土台を作っておきましょう。

事故や急病に備える

20代では、緊急連絡先、健康保険の情報、服用中の薬、かかりつけ医を優先します。

一人暮らしなら、合鍵を誰が持つか、勤務先や学校へ誰が連絡するか、ペットを誰に預けるかも決めておくと安心です。

海外旅行や出張が多い人は、旅行保険、パスポートの写し、現地での連絡方法も確認します。

これらは死後の準備というより、災害や入院への日常的な備え。だからこそ、若いうちでもすぐ役立ちます。

奨学金やローンを確認する

奨学金、自動車ローン、カードの分割払いなどがある場合は、借入先、残額を確認できる場所、毎月の返済日を書きます。

家族が保証人になっている契約があれば、その事実も本人同士で共有してください。

借金も内容によっては相続の対象になり得ます。ただし、死亡時の扱いは契約や保証の有無で異なります。

返済免除を断定せず、契約書と貸付機関の公式情報を確認しましょう。

判断に迷う場合は、弁護士などの法律専門家へ相談してください。

SNSと定額サービスを確認

SNS、オンラインゲーム、動画や音楽の配信、クラウド保存、ファンクラブなどを一覧にします。

無料サービスも含め、「残したい」「削除してほしい」「家族に見られたくない」を決めておくと、本人の希望が伝わります。

特に、ゲーム内資産、暗号資産、収益が発生する動画やブログは、金銭的な価値を持つ場合があります。

規約によって譲渡や引き継ぎの可否が異なるため、最新の正確な情報は各サービスの公式サイトで確認してください。

30代の終活でやること

30代では、仕事と暮らしの基盤ができる一方、結婚や出産、独立などで守りたい相手も変わります。

20代の備えに加え、支援者、保険、住まいを確かめましょう。

30代独身は支援者を決める

30代独身の終活では、まず「困ったときに誰へ頼るか」を考えます。

親が元気でも、遠方に住んでいたり、年齢とともに支援が難しくなったりします。

きょうだい、親族、友人、パートナーのうち、連絡を頼める人へ事前に意思を伝えてください。

頼める相手が家族とは限りません。

ただし、友人であるだけでは、銀行手続や医療同意などの法的な権限が自動的に生じるわけではありません。

将来、財産管理、任意後見、死後の手続まで依頼したい場合は、契約内容と相手の負担を慎重に考え、弁護士、司法書士、公証役場などへ相談しましょう。

独身者がメモしておきたいこと

緊急連絡先、勤務先への連絡方法、住居の管理会社、ペットの預け先、入院時に必要な物、保証人になっている契約の有無。この六つから始めると、現実的な備えになります。

結婚や子育て後に更新する

結婚、離婚、出産は、保険金の受取人や緊急連絡先を見直す大きな節目です。

古い受取人のままになっていないか、勤務先の届け出と実際の希望が合っているかを確認します。

子どもがいる場合は、親に何かあったときの生活費、預け先、学校や保育園への連絡方法も話し合います。

ひとり親家庭や、夫婦が同時に動けなくなる場合も想定し、連絡先を二段階で決めておくと安心でしょう。

30代の夫婦が若いうちの終活と家族の将来について話し合う様子
生活の節目に家族で希望を話し合う

保険と住まいを確認する

生命保険や医療保険は、契約数を増やす前に、勤務先の保障、公的制度、貯蓄、家族構成を確かめます。

必要な保障額は世帯ごとに違い、年齢だけでは決まりません。

勧められた商品をその場で契約せず、複数の情報を比べてください。

賃貸住宅なら管理会社と保証会社、持ち家なら住宅ローン、団体信用生命保険、共有名義を確認します。

団体信用生命保険の保障範囲は商品ごとに異なるため、「ローンは必ずなくなる」と思い込まず、契約先の公式資料を読みましょう。

40代の終活でやること

40代は、住宅ローン、子どもの教育、親の介護、自分の健康が重なりやすい年代です。

抱えている責任を見える形にし、自分が動けないときの代わり方を考えます。

40代独身は将来も考える

40代独身の終活では、現在の緊急連絡先に加え、10年後、20年後も頼れる仕組みを考え始めます。

親だけを連絡先にしている場合は、きょうだい、親族、友人、地域の窓口など、別のつながりも確認しておきましょう。

持ち家がある、相続人以外へ財産を渡したい、ペットの行き先を確実にしたいといった希望があるなら、エンディングノートだけでは実現できないことがあります。

遺言や契約が必要かどうか、早めに専門家へ相談する価値があります。

ただし、身元保証や死後の手続をまとめて請け負うサービスは、契約範囲と費用が事業者ごとに違います。

即決せず、解約条件、預託金の管理方法、実際に誰が業務を行うのかまで確認してください。

親の介護と自分を分ける

40代になると、親の通院や介護が気になり始めます。

ここで大切なのは、親の終活と自分の終活を混ぜないことです。親の財産や医療は親の意思を尊重し、自分の契約や希望は自分で記録します。

親とは、かかりつけ医、服薬、保険証券、重要書類の場所、緊急連絡先など、必要性の高い話題から始めます。

「葬儀はどうするの」と切り出すより、「入院したら誰に連絡すればよい?」と尋ねるほうが、会話を始めやすいでしょう。

同時に、自分が親の介護で働き方を変える可能性や、家族内で誰が何を担うかも考えます。

一人で背負う前に、市区町村や地域包括支援センターなどへ相談してください。

住宅ローンと保障を確認

住宅ローン、教育費、事業資金など金額の大きい項目は、残高だけでなく、返済口座、契約書の場所、保証の内容を家族が確認できるようにします。

配偶者に家計を任せきり、または自分だけが把握している状態は避けたいところです。

自営業や副業がある人は、取引先、売掛金、会計データ、仕事用口座、許認可の有無も記録します。

勤務先の退職金や弔慰金、企業年金は規程によって異なるため、人事部門や公式規程で確かめましょう。

◆きっちゃんのワンポイントアドバイス

40代は親のことを優先し、自分の備えが後回しになりがちです。まず、自分の保険証券と住宅ローンの書類がどこにあるかを家族へ伝えてください。小さな共有ですが、いざというときの探し物を大きく減らせます。

エンディングノートの使い方

エンディングノートは、若い世代が情報と希望を残すのに便利です。

ただし、何を書き、どこへ保管し、どこまで法的な効力があるのかを理解して使いましょう。

最初は五項目だけ書く

最初に書くのは、本人の基本情報、緊急連絡先、医療情報、主な契約、デジタル情報の五項目で十分です。

預金残高や葬儀の希望まで一気に埋めようとすると、資料集めだけで疲れてしまいます。

一項目につき15分と時間を決め、分からないところは空欄にします。「保険証券は机の二段目」「契約の詳細は登録メールを確認」と、情報のありかだけを書く方法も役立ちます。

書式選びで迷う方は、ダイソーのエンディングノートの種類と書き方も参考にしてください。

遺言書との違いを知る

エンディングノートは、通常、遺言書の代わりにはなりません。

ノートは連絡先や希望を家族へ伝えるのに役立ちますが、誰にどの財産を渡すかを法的に実現したい場合は、民法の方式に沿った遺言を検討します。

自筆証書遺言、公正証書遺言などには、それぞれ作成方法と注意点があります。

動画や録音だけで法律上の遺言になるわけでもありません。

相続人以外へ財産を渡したい、家族関係が複雑、不動産を分けにくいといった場合は、弁護士、司法書士、公証役場などへ早めに相談してください。

保管場所を一人に伝える

ノートを作っても、誰にも見つけてもらえなければ役立ちません。

一方、机の上へ出しっぱなしにすると、金融情報や健康情報が見られる危険があります。

信頼できる一人に、ノートの存在と保管場所を伝えましょう。

ノート本体、遺言書、パスワード一覧を同じ場所へ置く必要はありません。

目的と機密性に応じて保管場所を分け、ノートには「別の資料がどこにあるか」という道案内を残します。

ノートへ書きすぎない情報

キャッシュカードの暗証番号、すべてのパスワード、本人確認に使う秘密の質問などを、持ち歩くノートへそのまま書くのは避けましょう。盗難や紛失が起きたときの影響を考え、安全な保管方法を選んでください。

若いうちの終活で注意する点

終活は生活を楽にするためのものですが、情報の扱い方や契約方法を誤ると、かえって不安や危険が増えます。

若い世代が特に注意したい点を確認しましょう。

パスワードを丸ごと書かない

サービス名とパスワードを一枚の紙にまとめると分かりやすい反面、その紙を見た人がすべてに入れる危険があります。

サービス一覧と認証情報は分け、端末標準のパスワード管理機能なども検討してください。

また、家族であっても、本人の死後にIDとパスワードで無断ログインすることが、必ず適切とは限りません。

利用規約や相続手続に沿い、サービス事業者の窓口へ確認するのが基本です。

暗号資産や事業用データがある場合は、税務や法律の専門家にも相談しましょう。

捨てる前に書類を分ける

部屋を片づける勢いで書類を捨てると、解約や税務、保証に必要な資料まで失うことがあります。

まず「契約」「税金」「保険」「住まい」「借入れ」「身分関係」の箱を用意し、迷う書類をそこへ分けてください。

保存期間が分からない書類は、税務署、勤務先、契約先などへ確認してから処分します。

古い端末も、初期化、データ移行、各サービスからのログアウトを済ませてから手放しましょう。

一度で完成させない

若いうちは、住所、勤務先、家族構成、財産、価値観が大きく変わります。

一度作ったノートを完成品としてしまうと、古い連絡先や解約済みの契約が残り、かえって混乱を招きます。

見直す時期は、誕生日や年末など年一回に決めると続けやすくなります。

それに加え、転職、結婚、離婚、出産、引っ越し、住宅購入、大きな病気があったときにも更新してください。

古いページを残す場合は、どれが最新版か分かるよう日付を書きます。

専門家に相談すべき場面

日常の一覧作りや片づけは自分で始められます。

一方、遺言、相続、後見、税金、不動産、事業承継、死後の手続は、希望だけでは実現できない場合があります。

法律上の争いは弁護士、登記は司法書士、税金は税理士、公正証書は公証役場が代表的な相談先です。

医療や介護の希望は、家族だけで決めず、医師や医療・ケアチームと繰り返し話し合います。

厚生労働省は、この取り組みを人生会議として案内しています。

相談先によって扱える業務は異なり、終活関連の民間資格だけで法律や税務の独占業務ができるわけではありません。

費用は依頼内容で変わるため、一般的な目安だけで判断せず、業務範囲と総額を書面で確認してください。

最終的な判断は、その問題を扱える専門家へ相談しましょう。

若いうちの終活で迷ったら

ここでは、20代から40代の方が抱きやすい疑問に、終活アドバイザーの立場から回答します。

ご自身の年代や家族構成に置き換えて確認してみてください。

若い世代の終活に関するよくある質問(FAQ)

20代で終活を始めるのは早すぎませんか?

早すぎることはありません。ただし、20代で葬儀やお墓まで決める必要はなく、緊急連絡先、奨学金やローン、スマートフォン、定額制サービスなど、自分に関係する項目から始めれば十分です。生活が変わったら書き換える前提で、無理のない範囲から取り組みましょう。

30代独身の終活では何から始めればよいですか?

緊急時に連絡してほしい人を決め、勤務先、住居の管理会社、保険、主な口座、借入れ、ペットの預け先などを書き出します。家族以外の人へ将来の財産管理や死後の手続まで頼みたい場合は、友人関係だけでは必要な権限が生じないため、弁護士や司法書士などへ相談してください。

40代独身は遺言書を作るべきですか?

独身という理由だけで遺言書が必須になるわけではありません。ただし、相続人以外へ財産を渡したい、持ち家がある、家族関係が複雑、ペットの行き先を確実にしたい場合は、遺言書の必要性が高まります。エンディングノートには通常、遺言書と同じ法的効力がないため、個別の事情を専門家へ相談しましょう。

エンディングノートにパスワードを書いてもよいですか?

持ち歩くノートへサービス名、ID、パスワードをまとめて書く方法はおすすめできません。紛失や盗難が起きると、不正利用につながる可能性があるからです。利用サービスの一覧と認証情報を分けて保管し、信頼できる人には認証情報そのものではなく、保管場所や確認方法を伝えておきましょう。

若いうちの終活はどのくらいの頻度で見直しますか?

少なくとも年に一回を目安に確認し、転職、結婚、離婚、出産、引っ越し、住宅購入、病気などの節目にも見直しましょう。すべてを書き直す必要はありません。緊急連絡先、契約内容、保管場所、現在の希望が変わっていないかを確かめ、更新日を記入すれば十分です。

若いうちの終活まとめ

若いうちの終活は、死を前提に人生を縮める行動ではありません。

自分が持つ契約、デジタル情報、持ち物、希望を見直し、今の暮らしを軽くすると同時に、もしものときに周囲が困らない手がかりを残すことです。

20代は緊急連絡先とデジタル情報、30代は支援者と保険、40代は住宅ローンや親の介護を含む家族全体の備えが中心になります。

独身の方は、家族の有無よりも、誰に連絡し、誰へどこまで頼むかを明確にすることが大切です。

今日から始める四つの行動

  • 緊急連絡先を一人決める
  • 有料の定額制サービスを書き出す
  • 重要書類の保管場所を確かめる
  • ノートに今日の日付を書く

終活に完璧な完成形はありません。

あなたは今、どの項目なら負担なく始められそうでしょうか。

まず一つ行い、転職、結婚、引っ越しなどの節目に見直す。

それが若い世代に合った、現実的で続けやすい終活です。

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この記事を書いた人

NPO法人ら・し・さ 終活アドバイザー協会認定の終活アドバイザーです。50代の会社員として、自分自身の終活と、離れて暮らす80代の両親の終活・エンディングノート作成に取り組んでいます。公的機関や専門団体の一次情報を確認し、同世代の方にも分かりやすい情報発信を心がけています。

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